子どもが外遊びの際に後方へ転倒した場合の臀部への衝撃を緩和・吸収するためのヒップ・プロテクターです。これまでスケートボードやローラースケート、自転車などで使われるプロテクターは、ヘルメット・肘・膝・手首が主で、大切な尾てい骨を守る手段がありませんでした。キッズ・プロテクターは、通気性のあるウェットスーツと衝撃吸収力に優れたNBR素材を組み合わせることで、フィット性・快適性・軽量化を実現しています。面ファスナーでとめるだけで簡単に脱着できるので小さい子どもにも着せやすく、服の上からでも下でも着用が可能です。また、素材が水滴をはじくため、少々の雨やぬかるみなら服の中まで濡れるのを防いでくれます。
文科省によると外遊びの時間が多い幼児ほど体力が高い傾向にありますが、4割以上の幼児は外遊びの時間が１日1時間未満と報告されています。子どもの外遊びの機会を増やすには、子どもの怪我を防ぐことが欠かせません。このため、転んでも痛くならず、しかも手軽に装着できる日用的な防具を開発しました。
衝撃吸収性に優れた“ＮＢＲ”素材のクッションパッドを、部位毎に分割して配置。屈伸運動を妨げることなく、尾てい骨と臀部左右をガードする構造です。また、パッドと本体素材のウェットスーツには、約2.5mm径の穴を無数にあけて通気性を確保しています。ボディにもパッドにも通気口があることでムレを防ぎ、さわやかな着心地を実現しています。
近年、幼児期の基礎体力向上からスポーツへの関心が高まり、“安全に身を守る”プロテクターへの需要が増えています。しかしこの分野は未開拓で、現在は限られたプロ用やバイク、スノースポーツ用などが存在するのみです。弊社は15年間培ったスノー用プロテクター開発のノウハウを活かし、冬に限らず暑い夏でも、運動時に身体への衝撃を軽減する日常的プロテクター（汗をかいても蒸れにくく、快適で動きやすく、伸縮性に優れた超軽量アイテム）の開発を行っています。これからも、外遊びの際にスニーカーやウエアを着ける感覚で日常的にプロテクターを着用できるような製品開発や仕組みづくりを整え、子どもに外遊びの楽しさを伝えていきます。
