2014-15プロテクター・デジタルカタログ
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10スノースポーツを安全に楽しむために、知っておきたいケガの予防と対策1980年代後半からのスキーブーム、そして1990年代のスノーボードブームを経て、近年の各スキー場は様変わりし、ジャンプ、レール、ハーフパイプ、ボックスなどでトリックを競う広場が設置されるようになり、楽しみ方も多様化しています。それに伴い、スノースポーツ・スキーのケガも同様に多様化、事故の予防方法もそれにつれて変革の必要でもあるのが現状です。スイスでは、ケガをしてから、安全意識が高まった人の割合が多いという調査結果もあります。世界中で、今、プロテクターを使用した安全対策に注目が集まっています。私たちも、スノースポーツ・プロテクターのパイオニアとして、プロテクターの重要性と、ケガのリスクを低減するための方法を考えていきたいと考えています。ちょっとした予防や工夫で、ケガのリスクは、大きく軽減されるものです。また、プロテクターを着けることで、転んだ際の痛みも大変軽減されるため、何度もトライすることができることで、より早いスキルアップを目指せます。競技やスキ―場でのルールでは…①FIS(INTERNATIONAL SKI FEDERATION)競技用品規格&コマーシャルマーキング規格2012/2013では、全ての種目で、プロテクターの使用が推奨されています。また、12 歳未満の子供は、バックプロテクターを使用すべきであると明記されています。②全国スキー安全対策協議会では、スノースポーツ安全基準において、スノーパーク利用上の義務で、 ヘルメットその他必要な防具を着用することが明記されています。安全に楽しむためにFOR SKI全日本スキー安全対策協議会発表 スキー場障害報告書(2012/2013シーズンのデータ)によれば、スキーの障害には、下肢に多く、また、原因は、自分自身で転倒した際エッジやストックでけがをしたり、トリックの失敗や滑走中の転倒が主なものになります。2番目に多いのは、他人との衝突があげられ、スノーボードよりスキーヤーの方がその割合が多いのも注意すべきところです。スキーでは、制御が効かなくなって暴走するような時には勇気を出してなるべく早く転ぶことです。左右どちらかのお尻から横に転ぶのが一番安全で、できれば、両足は揃えるようにしま。スピードがつけばつくほど転ぶのが怖くなるので転べなくなります。危ないと思ったら余裕のあるうちに転んで止まりましょう。その際も、転んだ衝撃をプロテクターが衝撃を緩和するのに役立ちます。スキー、スノボを3世代で楽しむご家族。(白井氏)YOROIをファミリーでご愛用いただいています。
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